ダイコク電機、利益大幅増 スマート遊技機関連設備の販売が好調に推移

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ダイコク電機は11月13日、2024年3月期第2四半期の連結決算を公表した。売上高は291億6,800万円(前年同期比158.4%増)、営業利益は78億9,900万円(同953.6%増)、経常利益は79億3,800万円(同810.9%増)、純利益は55億200万円(同864.6%増)と、顕著な増収増益を達成した。

増収増益の背景には、スマート遊技機市場の拡大がある。特にスマートパチスロは、導入から成長期に移行しており、市場での設置割合が23.8%に達している。これにより、遊技機の稼働状況が改善し、パチスロ機の稼働率は前年同期比123.3%と大幅に上昇している。

同社の情報システム事業では、スマート遊技機専用カードユニットや情報公開端末の拡販、AIホールコンピュータ「X」のシステムアップにより、遊技機市場の変化への対応と業務効率化を図った。これにより、当該事業の売上高は272億8,600万円(前年同期比220.8%増)、セグメント利益は89億6,400万円(同537.4%増)となった。

一方、アミューズメント事業は売上高が前年同期比32.2%減の18億9,000万円となり、セグメント損失が1億500万円(前年同期はセグメント利益4,800万円)となった。

2024年3月期の通期連結業績予想は、売上高510億円(前期比60.3%増)、営業利益105億円(同161.2%増)、経常利益106億円(同148.8%増)、純利益72億円(同145.9%増)を見込んでいる。今後もスマート遊技機市場の成長に伴い、設備投資が活発化することが予想される。

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