「若年層の採用トレンド」、余暇進がパック・エックス中村部長を招き講演会開催

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余暇進は7月25日、都内文京区の「TIME SHARING 本郷三丁目 杏林ビル」およびオンラインで理事会・部会を開催、パック・エックスの営業本部・中村祐希部長を招き「若年層の採用トレンド」についての講演を行った。

中村氏は新卒者採用、アルバイト採用、そして組織の課題について述べ、それぞれの採用課題と改善策を提案した。

新卒者の採用では、新型コロナウイルスの影響が減衰し採用意欲が増す一方、新卒採用の実績は目標を下回っている点を指摘。また、新卒者が第三者の意見を重視する傾向があるため、企業の発信に対する反応が鈍い傾向にあると説明した。その上で、ホール企業は新卒者の採用計画を進めつつも、中途採用を含めた「若年層の採用」へとシフトしている状況を伝えた。

アルバイト採用については、正社員採用の難しさからアルバイトの比率が増えていると述べ、その一方で適正人員数の考え方には改善の余地があると指摘。また、求人出稿や採用業務専任者の配置、時給アップ等による採用強化が可能だが、それよりもアルバイト労働者が求める勤務体系に合わせた採用が重要と述べた。

年収から見る組織の課題では、全体の平均年収ベースは上がっているが社会全体の業種の中では順位を下げていることや、従業員の平均年齢の若返りを進めている企業が増えていることを、同社が独自に収集したホール企業のデータを示しながら紹介。

その上で、若年層がSDGsに代表される仕事に求める社会性の重要性を強調。仕事の意義や社会的な効用を示すことがモチベーション向上につながると指摘した。最後に「採用戦略と組織戦略は求職者が何を求めているかを理解し、それに応える形で組み立てるべきだ」と講演をまとめた。

パック・エックスの営業本部・中村祐希部長。

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