大阪府遊協総会、平川理事長を再任 依存問題のスキルアップに努める方針

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大阪府遊協は6月23日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で令和4年度通常総代会および定時総会を開催。役員改選では、平川容志理事長を再任した。

当日は議事に先立ち、大阪府警察本部の奈良澤光昭生活安全部長が祝辞を披露。府内の刑法犯認知件数が昨年以降、再び増加傾向にあるとし、特に特殊詐欺の増加に歯止めがかからないことから、犯罪抑止に向けた広報啓発活動への支援や協力を求めた。

その後、同組合の平川容志理事長が挨拶。2029年の秋に大阪府と大阪市が開業を目指すIR施設の計画を政府が認定したことをトピックに挙げ、「これまで以上に私どもの業界の依存問題への取組みが社会の関心になると予想している。遊技業界は20年来にわたり依存問題に取り組んできた。また大阪府遊協では大阪府が昨年11月に設置したギャンブル等依存症対策推進会議に参画し、推進計画に基づいた取組みを推進している。本日も都留文科大学の早野慎吾教授を招き、ギャンブル等依存症問題に関する講演会を開催する」と述べ、依存問題に対する一層の理解、スキルアップに努める方針を示した。

議事終了後は感謝状贈呈式および表彰式を開催。退任理事、監事等に対し感謝状を贈呈するとともに、令和4年度「暴排・防犯・少年非行防止」活動の優良支部や組合を表彰した。

講演会では都留文科大学の早野慎吾教授が登壇。「そんなにパチンコが悪いのか~懲りる文化と懲りない人たち~」との演題で、ギャンブル依存や射幸性のメカニズム等について、パチンコと他のギャンブル(宝くじ、公営競馬など)を比較しつつ、解説した。その上で早野教授はパチンコ業界に必要なこととして「感情論で対抗しても権力者に負けるため、まずは正確なデータ(エビデンス)を持つこと。あとはイメージの改善を怠らないこと、そして、政治に関心を持ちまともな政治かを応援することではないでしょうか」とアドバイスした。

平川容志理事長。

 

都留文科大学の早野慎吾教授。

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