セガサミーホールディングスが2023年3月期の決算を発表。売上高は3,896億3,500万円(前期比21.4%増)、営業利益は467億8,900万円(同46.0%増)、経常利益は494億7,300万円(同48.4%増)、純利益は459億3,800万円(同24.1%増)を記録した。
遊技機事業では、『パチスロ甲鉄城のカバネリ』や『パチスロ幼女戦記』などの6.5号機が好調で、パチスロ機は年間94,000台を販売(前期は77,000台の販売)。パチンコ機では主力シリーズ機『P真・北斗無双 第4章』などがあり、年間10万3,000台の販売(前期は97,000台の販売)を達成した。また、スマートパチスロの導入や開発も進め、新たな利益源として期待されている。
同社は、長期目標として「稼働・設置・販売シェア三冠王」及び「安定収益体質の構築」を目指し、中期計画では「ヒットの創出」や「事業効率の向上」に力を入れる。2024年3月期には、パチスロ機14万6,000台(前期比52,000台増)、パチンコ機93,000台(前期比10,000台減)の販売を見込んでいる。スマートパチスロ市場の拡大も見込み、デジタル化とエンターテイメント性を追求した製品展開を計画している。
2024年3月期の業績見通しも発表。売上高は4,330億円(前期比11.1%増)、営業利益は550億円(同17.5%増)、経常利益は580億円(同17.2%増)、純利益は400億円(同12.9%減)を見込んでいる。今後も6.5号機の販売やスマートパチスロ市場の拡大に注力し、業績の向上を目指すとしている。また、新規事業や海外展開にも意欲的に取り組む方針で、さらなる成長を目指す。