サミー、報酬制度改定に着手、平均給与22%引き上げ

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サミーは4月3日、従業員のポテンシャルを最大限に発揮させる環境づくりと魅力的なコンテンツの創出を目的として報酬制度の改定を行うことを発表した。

今年7月1日からベースアップや賞与の一部組み込みを行い、基本給の比率を高めるとともに、退職金制度を改定する予定だ。これにより、既存従業員の月額平均給与が約22%引き上げられ、大卒初任給は最大約28%アップの30万円になる見込みだ。

遊技機市場は、ファン数の減少など厳しい環境が続いてき一方、最近ではパチンコは複数の人気タイトルが稼働を牽引し、パチスロは6.5号機やスマスロの稼働が好調に推移するなど明るい兆しも見えている。

同社では制度改定により、従業員の収入が安定し、より働きやすい環境の実現を狙う。また、多様化する社員のキャリアやライフプランに対応し、優秀な人材を獲得・維持・強化することで市場競争力を高めることも目的の1つとしている。

なおセガサミーグループでは、グループ全体の取組みとして、企業内大学「セガサミーカレッジ」を設立し、新入社員から役員まで研修を実施するなど、人財教育にも積極的に投資している。現在、年間約4.5億円の教育投資を行っており、今後も経営戦略、事業戦略と整合した様々な教育施策の導入、運用を予定。2031年3月期までに累計40億円以上を投資する計画だ。

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