NFTゲームとP2Eの台頭によるパチンコ業界への影響について、木曽所長が講義

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余暇進は3月14日、都内千代田区のYMCAアジア青少年センターおよびオンラインで、令和5年3月度の理事会、部会を開催した。

部会では、国際カジノ研究所の木曽崇所長が「オンラインによる合法『疑似』賭博の可能性(NFTガチャ、P2E)」の演題で講義。「NFTゲームとP2E」の登場と展望、パチンコ、パチスロ遊技との比較について語った。

NFTとは、最近になって普及の進むデジタル資産(例:デジタル画像の絵画、スマホゲームのアイテムなど)の一種で、ブロックチェーン技術を活用し、資産の取引履歴と所在を示すデジタル証明書を発行することで、代替不可能という特性を持つデジタルデータのこと。この技術により、デジタルデータの資産価値の保全を実現している。

またNFTゲームとは、ゲームの対価として、NFT(ゲームの場合、アイテム、キャラクターなど)が得られ、これをユーザー同士が、暗号資産を通じて取引し、資産として稼ぐことを「P2E=Play to Earn(遊んで稼ぐ)」と呼ぶ。既に海外ではゲームで稼ぐことが根付き始めているという。

一方、国内でもNFTゲーム及びP2Eの企画が進行しており、木曽所長はパチンコ、パチスロのNFTゲーム化も原理的には可能とした上で、課題を示しつつ「NFTゲームの台頭は皆様の業界にとって脅威となる状況にあるとも言えるし、業界関連企業が参入する動きもあり、今後そうしたサービスが増える見通しだ」と述べた。

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