円谷フィールズホールディングスは2月13日、2023年3月期第3四半期の連結業績を発表した。売上高は896億700万円で前年同期比23.5％増、営業利益は94億7,600万円で同300.5％増、経常利益は97億4,900万円で同276.3％増、純利益は56億4,600万円で同215.9％増となった。
第3四半期の業績は、主力のPS事業セグメントが好調に推移したことが寄与した。特にパチスロ6.5号機やスマートパチスロが高い評価を得た。また、パチンコも『Pゴジラ対エヴァンゲリオン ～Ｇ細胞覚醒～』が導入以前から話題を呼び、2022年リリースのパチンコ機で最大の販売台数を記録、加えて『新世紀エヴァンゲリオン～未来への咆哮～』が、ユーザー及びホールの強い要望を受け増産するなど、人気機種が販売台数を伸ばした。
同セグメントの売上高は776億1,900万円で前年同期比20.6％増、営業利益は60億6,200万円で同477.0％増となっている。
2023年3月期の通期連結業績予想は、売上高1,170億円（前年同期比23.3％増）、営業利益108億円（同213.5％増）、経常利益110億円（同202.7％増）、純利益80億円（同223.7％増）と、それぞれ前回予想を上方修正した。PS事業セグメントは、通期でパチンコ7機種、パチスロ6機種の販売を予定。
来期以降については、「スマパチ」「スマスロ」時代の到来が予想される一方、ユニットも含めた供給の観点から、非スマート遊技機のニーズもあると想定。ユーザー及びホールのニーズに沿ったバランスの良い商品ラインナップを目指していく。
