東京都と埼玉県にチェーン展開するミリオンインターナショナル(東京都練馬区、小島豊社長)は2月10日、AAR Japan「認定NPO法人難民を助ける会」が呼びかけた「トルコ・シリア地震緊急支援募金」に30万円を寄付した。
2月6日にトルコ南部のシリア国境近くで起きた大地震は、10日現在、トルコとシリアの両国で2万人以上の死者が確認され、発生から72時間を経過した後も懸命の救助活動が続けられている。
同社によると、難民を助ける会は、イスタンブール事務所の職員を被災地であるトルコ南東部シャンルファに派遣し、現地協力団体と連携して毛布、子ども用おむつなどの緊急支援物資を配布した。被災地では最低気温が氷点下の厳しい冷え込みが続き、避難先のシェルターでは幼い子どもたちを含む被災者が不安と寒さに身を震わせているという。AAR職員が励ましながら、声を掛けて物資を渡すと、親たちからは「厳しい寒さの中、どうすることもできずにいました。子どもたちの分だけでも毛布をもらえて本当に助かります」と感謝されたという。
現地は電力や水道などのインフラが機能していないことに加え、物流が完全に停止。町に数軒しかない薬局には長い行列ができていることから、寄付金は不足している子ども用ミルク、医薬品、衛生用品に充てられる見込み。
ミリオンインターナショナルでは、「これからも世のため人のために、有事の際にはできる限りの支援をしていきたいと考えています。被災地の一刻も早い復興を祈るばかりです」としている。