全商協は9月27日、28日の2日間にわたり「第1回全国指導員研修会」を開催した。同研修会は、全国で中古遊技機を取扱う遊技機取扱主任者が、同じスキルで点検確認業務を遂行するために行われたもの。研修は第三者機関として設立された教育機関「一般社団法人遊技機取扱技能研修センター」が主導し、独自のカリキュラムに則った研修を行った。
現在、全国には中古機を取扱う組合員販社526社、その販社に従事する遊技機取扱主任者2,702名が在籍している。研修会にはその代表として選出された16名が受講。実技技能を含む6項目のカリキュラムに加え、日工組、健全化推進機構から講師を招聘し、ゴトや不正対策に関する講義を行った。
終了後は効果測定が行われ、参加者全員の修了が報告された。修了者には後日、終了証とバッジが交付され、今後は各地区遊商で行われる遊技機取扱主任者講習会において指導員として活躍する予定だ。
全商協の中村昌勇会長は開催に先立ち「全国の中古遊技機を取扱う遊技機取扱主任者のっスキルアップと、全国の主任者が同一スキルをもって点検確認業務を遂行できるようにすることを目的に、初めて指導員研修を行うこととなった。研修成果を各地区に持ち帰り、主任者の指導に取り組んでいただきたい。第1期生の指導員として、誇りをもって活躍してほしい」と挨拶した。
遊技機取扱技能研修センターの井上幸彦代表理事は「全国で同じスキルを持って遊技機の点検作業に従事してもらいたいという、行政からの全商協に対する要請に応えるもの。全国の現場で働く遊技機取扱主任者の技術向上と、業界として必要とされる人材育成のため、これからも尽力してもらいたい」と述べた。