全日遊連は5月20日、都内新橋で全国理事会を開催し、次期理事長の単独候補者として、現理事長の阿部恭久氏を選出した。今年は、全日遊連役員の改選期となっており、6月に開催が予定されている通常総会での任期満了に伴う役員改選で、5期目となる理事長に再任される見通し。
理事会後の会見で阿部理事長は、単独候補者として選出されたことについて、「この2年間、コロナ禍できないこともあったが、やるべきことはやっていかないといけないと思っている。特に、業界が厳しい状況のなか、若い人たちがこの業をなんとかしていかなくては、と考えてもらうことが重要だ。私の代で少しでもそういった想いが伝わればいいと思っている」と述べ、次世代のリーダー育成に意欲を示すなどした。
また会見では、時代に適した広告宣伝等に関するワーキングチームの活動状況や貯玉・再プレーの在り方検討会の開催結果なども報告。そのうち、広告宣伝ワーキングチームの進捗については、現在、長期的な視点でファン人口増加に繋がるような方向性を見据えながら、各ホール団体で検討してきた要望案をすり合わせている段階とした。