（レポート）競合他社の垣根を越えた交流 勉強会でSDGsの知見深める

SDGs学習ゲーム「ゲット・ザ・ポイント」に挑戦する勉強会参加メンバー。

《PREST》の屋号で神奈川県を中心にホール展開する㈱五輪は4月15日、「SDGs勉強会」を開催。本社社員、店舗社員13名が参加し、「SDGs」に関する理解を深めた。

講師は「SDGs&Career」の赤羽良太氏が担当した。赤羽氏は同じ神奈川県内でホール展開する㈱ジャパンニューアルファの総務部長ならび採用担当者としての顔を持つ。五輪にとっては競合他社にあたるが、どのような経緯で勉強会開催に発展したのだろうか。

「3月、五輪グループ全体でSDGsを推進していく方針が決まり、早速何かを始めていきたいと考えました。ただ、SDGsを推進していくためには専門知識が必要です。そんな折、懇意にさせていただいている赤羽さんが、SDGs推進コンサルタントとして活動されていると聞き、声を掛けさせてもらったのがきっかけです」と勉強会の発起人、五輪の岩間尚之営業本部部長は話す。

勉強会ではまず、3グループに分かれて、SDGsに関するクイズやゲームでその概念に触れた。その後、スライドを用いて赤羽氏が講義形式で解説。企業がSDGsを導入するメリットや、自分たちの行動がSDGsにどう繋がっているのかなどを詳しく学んだ。参加者のほとんどが、「ざっくりとした概念だけで捉えていたが、勉強会を通して自分事で考えられるようになった」と感想を述べていた。

赤羽氏は「自社以外の方に講義するのは初めてでしたが、熱量をもって取り組んでもらえて良かったです。SDGsを推進していく上では、競合他社も大事なパートナーです。今回の五輪様との取り組みを皮切りに、業界にSDGsの輪を広げていければと思っていますので、お気軽にお声掛けいただければと思います」と話す。

勉強会を通してSDGsの知見を深めた。