日遊協は3月17日、第6回定例理事会後の記者会見をオンライン形式で開催した。
冒頭に挨拶した西村拓郎会長は、キャッシュレス化といったデジタル対応の議論を継続していく重要性を指摘するとともに、現在市場投入に向けた準備が進んでいる次世代遊技機の「スマートパチンコ」および「スマートパチスロ」について、「暮れ頃に出てくると聞き及んでいる」と言及。これら遊技機環境の変化をはじめ、業界を取り巻く幅広い議題に対し、引き続き丁寧に論点整理を行っていきたい意向を示すなどした。
また当日は、毎年取りまとめている「パチンコ・パチスロファンアンケート調査2021」および「パチスロプレイヤー調査2021」を発表。そのうち、パチスロプレイヤー調査2021では、年1回以上遊ぶパチスロ参加人口は、前年比約7.7万人減の約708万人となったことが分かった。
内訳を見ると、60代以上で前年比約23万人減少した一方、40代で同26万人増加、10代・20代でも同4.8万人増加するなど、全ての世代で減少した昨年と比較して、世代によっては回復していることが分かった。これについてエンタテインメントビジネス総合研究所の藤田宏社長は、「コロナで離れていた世代が戻ってきたと見られる」と分析した。