パチンコホール《D’STATION》やフィットネス事業、飲食事業などを展開するNEXUSグループ(群馬県高崎市)は、国連が定めた「持続可能な開発目標」SDGs活動への取り組みの一環として、「食品ロス削減」と「脱プラスチック」対策をスタートした。
同社の飲食事業部では、コロナ禍で飲食店への営業時間の短縮や休業要請の影響を受け、多くの食材が行き場を失ったことで、フードロスに対する意識が高まったという。2020年度には、行き場の失った多くの食材を活用し、「子育てママ応援企画」としてお弁当100個を無料配布するなど、社会貢献にもつなげていた。
これらの活動を通して多くの学びを得たことで「食品ロス削減」対策を事業部規模でNEXUS SDGsプロジェクトの一環として取り組む。具体的には、店舗ごとに発注数から実際の提供数を数値化し、過剰発注を削減するほか、食事提供の量をカスタマイズできるようにする。食品廃棄ロスに対して、提供前の廃棄を削減し、各月での廃棄量をグラム単位で数値化し共有する。
「脱プラスチック」対策では、《D’STATION》の全店舗で2022年1月から、コーヒーサービスのマドラーを、プラスチックから環境にやさしい紙マドラーに変更する。
同社では、「小さな一歩ですが、社会課題解決のためにできることを、一つひとつ丁寧に取り組んでいきたい」とコメントしている。