メダルを使わないパチスロ「メダルレス遊技機」、有利区間上限定めた自主規制を撤廃、10月から型式申請スタート

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パチスロ機製造メーカーらで組織される回胴式遊技機製造業者連絡会は9月29日、オンライン方式で技術研修会を開催した。

メダルを使わないパチスロ機として、一部メーカーで開発が進んでいるメダルレス遊技機に関しては、AT・ARTが発動できる有利区間の終了条件である3,000ゲーム上限を定めた自主規制を撤廃したことについて各メーカー間で情報共有を図った。

通常のメダルを用いたパチスロ機については変更はない。保通協への型式申請は10月1日から実施されており、適合状況次第となるものの、来年4月頃を目処にメダルレス遊技機の市場投入を目指す考えだ。

メダルレス遊技機については、これまで一部メーカーが先行する形で開発が進んでいたが、旧規則機撤去期限の1年延長措置などで、各メーカーとも6号機の開発申請を優先。それによりメダルレス遊技機の市場投入目標が後ろ倒しになっていた。

今回、有利区間3,000ゲーム上限規制を廃止することで、より自由度を高めたゲーム性の開発が可能になるとともに、メダルレス遊技機が通常のパチスロ機と比較して、スペック上における優位性が生じる格好となる。

有利区間の上限規制を巡るこれまでの動きとしては、今年4月にそれまでの1,500ゲームから、3,000ゲームへと上限を引き上げる緩和措置がとられており、すでに第1弾タイトル『Sうしおととら 雷槍一閃』がいわゆる6.2号機として、9月6日から市場導入されている。

写真は「ユニバカ×サミフェス2018」で、サミーが参考展示したメダルレスコンセプトモデル「BEAM」。

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