全日遊連は4月19日、各都県方面遊協に対し、オリンピック期間の遊技機の入替について通知した。
通知文書では、「遊技機の計画的撤去におけるオリンピック期間の扱いについて、誤解をされているようなので、再度確認を行いたい」と前置きした上で、21世紀会の決議の時点において2021年オリンピック期間中の入替は難しいとして行政側に要望していたものの、今年2月~3月の旧規則機の撤去状況は約1%と非常に低く、また、4月、5月の新規則機の導入予定も非常に低調で、こうした状況下で7月~9月も計画的に撤去しなければ、11月末までに旧規則機の完全撤去は困難になると予想されることから、日工組、日電協からオリンピック期間中の旧規則機の計画的撤去を継続する文書が出されたと説明。
その上で、「7月以降のオリンピック期間中に撤去期限を迎える遊技機については、10月以降での入替もありうることを想定していた昨年の状況では、オリンピック開催期間までの間にある程度の新規則機の導入が進んでいると想定していた。しかし、現状では、新規則機の導入が大幅に遅れている」として、「7月~9月に撤去期限を迎える遊技機についても順次入替等を実施し、旧規則機の計画的撤去を進めて業界として11月には旧規則機の完全撤去を完遂しなくてはならない」と一層の協力を呼び掛けた。
昨年5月の21世紀会決議では、「旧規則機の計画的撤去」におけるオリンピック期間中の扱いについては、遊技機のタイプ別に「オリンピック期間中を考慮し順次撤去」または「オリンピック期間を除く」としており、これに対し、日工組と日電協は今年4月12日付で、ホール団体とホール経営者に対し、オリンピック期間中の入替継続と、11月までの完全撤去への協力を求めていた。