シーズリサーチは、エンタテインメントビジネス総合研究所およびアミューズメントプレスジャパンと共同で「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2021」を実施。このほど、参加人口やプレイヤーの基礎動向に関する調査結果の速報版を公開した。
2021年の参加人口は約813万人で、昨年に比べ約208万人の大幅な減少となり、過去最低を更新した。参加人口の大幅な減少には、新型コロナウイルス問題、新規則機への移行に伴う遊技機の問題などが背景に存在すると同社では分析。
また年代別では20代以下の参加率が4.5%減、30代以下の参加率が2.9%減と、若年層の参加率の低下が目立った。
パチンコ、パチスロ別の参加人口は、パチンコが約732万人(前年比約162万人減)、パチスロが約573万人(同約145万人減)。近年、増加の傾向にあったパチスロも大きく減少した。
前年との遊技状況の比較では、パチンコ・パチスロとも「変わらない」(パチンコ約43.6%、パチスロ約43.4%)が最も高いが、それに次ぐ結果として「減った」の割合が高かった(パチンコ約39.2%、パチスロ約36.3%)。
「減った」理由としては「新型コロナウイルスの感染」「外出する回数の減少」が3割を超え、新型コロナウイルスの影響を大きく受ける結果となった。
一方、「増えた」と回答した理由で最も多かったのは「パチンコ店が禁煙・分煙になった」となり、同社では「タバコを取り巻く遊技環境が変化したことで、一定数の遊技頻度の増加に繋がったと考えられる」としている。
調査はWEBアンケートを通じ、今年2月下旬に実施。過去1年以内の遊技経験者から1,500サンプルを収集し、結果をまとめた。「パチンコ・パチスロ プレイヤー調査2021」の書籍発刊は、今年5月下旬を予定している。