豊丸産業は4月8日、多機能型食卓テーブル「元気はつらつ トレパチ!テーブル」が、川崎市の福祉製品基準に適合した「かわさき基準(KIS)認証福祉製品」として認められたことを発表した。
かわさき基準とは、利用者にとって最適な福祉製品のあり方を示した川崎市独自の基準。家族や地域からの協力も含んだ上での自立支援(「自らが望む」「主体的に選択、自己決定できる)を中心概念としており、福祉先進国スウェーデンにおける福祉の基本方針、理念を参考に定めている。
認証式は3月24日、川崎市主催の「ウェルフェアイノベーションフォーラム2021」で行われ、同社の永野光容代表取締役社長が、川崎市長より認証書を受け取った。
川崎市は、同製品に対し「加齢により身体機能、認知機能を低下された方などが、日常的に運動機能や認知機能の訓練をゲーム感覚で行うことで、(身体、認知機能を)維持・向上につなげていくこと、また最大4人までの利用ができることや、リハの動画をテレビにつなぐことで、施設を利用する人同士のコミュニケーションの活性にも繋がっていくことが期待できる」と評価した。
同製品は、心身の健康増進機能をプラスした1台∞役の多機能型テーブル。認知症予防および機能訓練として、高齢者向け施設をはじめ、様々なシーンで活用できる。