東京都遊技業協同組合の阿部恭久理事長は3月24日の理事会で、東京オリンピック・パラリンピック時の入替自粛の可能性について言及した。
パチンコ(パチスロ)旧規則機の入替を今年11月末までに実施しなければならない状況の中、今夏にオリンピックが開催された場合の入替自粛の可能性について、出席理事から質問が出された。
阿部理事長は、「今の状況ではオリンピック自体が(開催されるか)どうかという問題がある」と前置きした上で、
「その期間、入替自粛をしてしまうとその前後がきつくなる。このところ、行政側から入替自粛をしてくださいという要請もない。これまでホール側がやってきた入替自粛は、不買運動に近いニュアンスが強かったのではないか。今の状況では、(入替自粛を)やればやるだけ、一度に入れ替えなければならない機械が増えて、店舗側としてはきつくなる。少しずつ(入替を)やれる状況のほうが好ましいのではないか」との認識を示した。また、「(五輪開催が)見えてこない今の段階では、これ以上お伝えできない」と説明した。