SANKYOは2月8日、2021年3月期の第3四半期決算(2020年4月1日~2020年12月31日)を発表した。
それによると、売上高は前年同期比33.6%減の410億円、営業利益は同59.7%減の42億5,300万円、経常利益は同55.5%減の50億6,100万円、四半期純利益は同68.3%減の41億400万円と、黒字を維持したものの、上半期の販売タイトル数減少などが響き、減収減益となった。
このうち、パチンコ機関連事業では、「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア2」や「フィーバーゴルゴ13疾風ver.」など、リユース機を除き5タイトルを販売。売上高は前年同期比22.0%減の370億円、営業利益は同16.5%減の97億円、販売台数は8万6,266台となった。一方、パチスロ機関連事業では、ビスティブランドの「シャア専用パチスロ逆襲の赤い彗星」1タイトルを販売し、売上高は前年同期比82.2%減の16億円、営業損失21億円(前年同期は24億円の営業利益)、販売台数は同1万9,000台減の4,145台に留まった。
同社では、2020年度における新台市場全体の見通しについて、ホールによる新台購買意欲が回復傾向にあること加え、型式試験の適合率が改善していることなどから、パチンコ新台の総販売台数を80万台と推計。パチスロ新台市場については、新規則機への入替需要発生により販売実績は改善傾向にあるものの、新機種供給が不十分な状況にあることを踏まえ、パチスロの新台総販売台数を37万台と予測している。