【コラム】革新的スペック! パチンコ『アイドルマスター』販促ポイント

投稿日:2021年1月21日 更新日:

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. ©BANDAI NAMCO Sevens Inc.

◆注目機の販促ポイント
今回、取り上げさせて頂くのは、大当りをストックする魅力的なスペック+2018年経済効果約276億円のモンスターコンテンツとタイアップしたパチンコ新台『Pフィーバー アイドルマスター ミリオンライブ!』です。

『アイドルマスター』の魅力とは

同機の大きな魅力として挙げられるのが、既にユーザーの間でも話題になっているスペックです。今までのパチンコ機では見られなかった大当りをストックし、それぞれが継続率を持っているV確変ループ型のストック機となっております。

基本仕様は、遊タイムを搭載した約1/319のミドルタイプ。V–ストック(他の機種で言うRUSH)の獲得期待度は約64%、V–ストック1個あたりの継続率が72%となり、転落してもストックが複数個あれば再度72%で継続するシステムとなっております。スペックの詳細に関しては、各メディア等で目にする機会があると思いますので、ここでは割愛させて頂きます。

以前も私は、新規顧客層の獲得についてお話をさせて頂きましたが、今回は特にその必要性が高いと感じております。同機の場合、原作の公式チャンネル(ユーチューブ)にて声優を起用し、同機の実践動画を配信。情報の拡散に努めています。公式チャンネルの登録者数は19.4万人(2020年12月時点)で、再生数も5万回と、実戦動画としては高めの再生数となっております。

アイドルマスターの公式チャンネルということもあり、コメント欄を見るとパチンコを遊技したことの無い方々が「パチンコをした事がないけどやってみたい」や「バイト(仕事)頑張ろう」などの明るいコメントが多く見られます。他の機種では珍しい(?)現象ではないでしょうか。

また機種の紹介に当たっては、パチンコ経験が皆無の声優を起用したことにより、初心者目線によるパチンコの疑似体験を提供している点も好評な要因に挙げられます。こういった点が、より新規顧客層の獲得に寄与するのではという期待感を私は持ちました。

しかし公式動画のコメントを見て改めて気付いたことは、ノンユーザー層はパチンコ台への理解の不安よりも、ホールでの遊技に関する不安(どの様に遊んでいいのか、遊技の前後の流れ)のほうが強いという点です。

そのため、ホールでの遊技に関する不安をどうケアできるかが、新規顧客の獲得における課題となります。私の知人も初めてパチンコを遊技した際、様々な不安にぶつかり、遊技台や遊技結果ではない部分で、パチンコにマイナスイメージを抱えてしまったようです。私の友人はその後、先輩などと一緒にいくことで解決できましたが、この文化も今では少ない様に感じます。何せ上司の飲みの誘いでもパワハラになる時代ですからね。これからはおひとりさまの初心者でも楽しめる準備をお店で整える必要があります。

『アイドルマスター』販促ポイント

では、どの様に『Pフィーバー アイドルマスター ミリオンライブ!』で販促を行っていくのか。今回はいつもと違って機種の訴求ではなく、この機種をキッカケにパチンコに興味を持った一般ユーザーをどう迎えるかがテーマになります。たまには違う切り口で販促をかけてみましょう。

まずは初心者の多くが感じるホールで遊技することへの不安に関してです。今、ホールの面接に来るアルバイト希望者の中には、遊技をしたことのない若者たちも多いのではないでしょうか?業務を教えるにしても、業界の共通言語が通じなかったり、お客様対応において、お客様が何について困っているのかが分からないということが往々に発生します。

でもこれって当たり前ですよね? 日常で触れる機会のなかったパチンコに関わる仕事は、その人にとって想像もつきません。しかし、それでも仕事として現場に着けば、周りの先輩方のサポートが受けられます。このサポートを、対アルバイトではなく、対新規ユーザーという視点で活用はできないでしょうか。上手く新規ユーザー向けのサービスとして落とし込むことで、新規ユーザーがそのお店を好きになる可能性が生まれます。 ではどの様に新規ユーザーにサポートしてあげるかが、以下の提案となります。

①新規ユーザーへのサポート
仮に来店した新規ユーザーからスタッフに対し、何らかの声掛けがあれば遊技の流れに関する案内も可能ですが、新規ユーザーはその「声をかけること」が、大きな障壁となります。販促事例①の様に、アイマスファンに同じ目線で共感を持ってもらい、スタッフに声をかけて頂きやすい案内を店舗の入り口周りで周知しましょう。

販促事例① 新規ユーザーは、遊技方法についてスタッフに対して、「声を掛けること」が大きな障壁となる。障壁を取り除くには、遊技方法等について気軽に消えるホールであることをアピールする必要がある。

②アイマスファンの“課金心”をくすぐりましょう
同機は演出カスタムで担当アイドルを選ぶことができます。また遊技によりポイントを貯めることができ、通常であれば1変動1ポイントですが、大当たりや激アツ演出で大量のポイントが獲得できるそうです。そして貯めたポイントにより名刺をカスタマイズしたり、待機画面でのランキング発表(週替わり)などを楽しむことができます。

ランキング発表は、一般ユーザーの遊技動機やモチベーション向上にも繋がり、一般ユーザー同士での競争心を高める効果もあります。アイドル育成系のアプリではユーザーによる課金がランキングを左右します。これがユーザーの承認欲求を満たすと同時に、売上アップにも繋がります。

私は同機においても同様の現象が起こり得ると予想しております。アイマス公式の動画のコメントに対して「演出を見たい」「好きな担当を応援したい」など、出玉ではない遊技結果の部分を求めてる方も見受けられました。こういった一般ユーザー様を想定し、販促事例②の様に遊技(課金)を促してみては如何でしょうか。

販促事例② 同機への遊技動機を生むには、コンテンツファンの課金心をくすぐることが有効的。

「フダポス」による営業支援
私たちはこのような新台や時流の問題の解決のお手伝いを「フダポス」というツールでもご支援させて頂いております。おかげ様で現在2,000店舗でご活用頂いております。様々なコンテンツが御座いますので一度ご覧頂き、是非、皆さまのお力になれましたら幸いです。

◆著者プロフィール
梶川弘徳(かじかわ ひろのり)
株式会社CFY代表取締役
パチンコホール企業で営業部長として営業戦略や組織マネジメントの責任者として活躍し、2009年33歳で㈱CFYを設立して現在に至る。座右の銘は会社名の由来でもある「Crazy For You(あなたのために)」
●株式会社シー・エフ・ワイ
URL:https://amuse.cfy.jp/
Mail:info@cfy.jp

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