【コラム】2021年注目機! パチスロ『南国育ち–30』の販促ポイント

投稿日:2020年12月22日 更新日:

◆注目機の販促ポイント
色目押しが必要のない低ベース高純増機で、シンプル+どこから打ってもチャンスがあるゲーム性など、ユーザー視点でのメリットが多いパチスロ『南国育ち–30』。そのメリットを如何に伝えられるかが販促ポイントとなります。

南国育ち–30の魅力とは

南国育ちの新作が低ベース仕様で登場しますが、個人的にかなり注目しておりましたので筆を執らせて頂きました。どの点に注目したのかと言いますと、ユーザー視点で見た時に今までの6号機の不満点を払拭した点、『沖ドキ!』撤去後の朝一来店の集客効果です。

前者に関しては、基本の商品紹介の部分ではあまり触られていない部分かと思います。私がもしメーカーの人間だとしたら、シンプルに伝わる「最高継続率約96%」や、「純増6.2枚が1G連する」という部分しかお客様に提示しないかもしれません。

本当に魅力な点は、ここではなくゲームシステムです。細かい所は後述しますが、簡潔に伝えますと「どこから打ってもチャンスがある」「連チャン後もチャンスがある」「朝一のリセットの期待感がある」などが挙げられます。

6号機の販促で純増がどうだとか、継続率がどうだなんていうのは今の販促ではナンセンスです。6号機初頭であれば新鮮味がありましたが、今では高純増=当たりまでの時間がかかる+楽しい部分が短時間で終わってしまうということにユーザーは気付いています。ユーザーが現在、不満に感じているのは純増でも2,400枚規制でもなく(不満の強弱はそれぞれあれど)、即ヤメ後の当たらない時間が長い点や当たりの重さ、出来レース感の強いチャンスゾーンなのです。

試験を適合させ販売しなくてはならないメーカー様の事情もわかりますが、それではユーザーが離れるばかりです。その点では『南国育ち-30』のスペック・システムには新しい可能性を感じます。歴代の南国シリーズを踏襲して液晶は非搭載で好みは分かれると思いますが、先ほど挙げたゲーム性の部分は間違いなく6号機ユーザーの評価が変わる可能性を秘めています。

販売予定台数が約5,000台と少ないのが残念ですが、私もついつい試打に赴いた機種ですので、導入ホール様はしっかりゲーム性やシステムを理解して販促をかけて頂ければと思います。

『南国育ち–30』の販促ポイント

今回の販促ポイントは2点で、「6号機のマイナスイメージの払拭」「ユーザーへのメリットの開示」となります。

ポイント①
最重要課題「6号機のマイナスイメージの払拭」

6号機特有の重たいボーナス、天井に行ってもチャンスゾーン、天井当たり後の即ヤメなど、6号機にはどうしてもマイナスイメージが付きまといます。これらのマイナスイメージが同機では改善されている点を、しっかり伝えて導入初週の稼働の最大化を図っていきましょう。

では、具体的にどういった点が改善されているかを説明させて頂きます。AT初当たり確率は1/354.7~1/298.6(設定1~設定6)と、初当たりに大きな差はなく、設定全体を通して考えれば初当たり確率の軽い機種と言えます。出玉率は97.4%~113.8%と設定1が辛めな半面、設定6の出玉率は6号機最高峰レベルとなっています。

またAT後、低モードに移行した場合、37~200G以内で有利区間をリセット、モードを再抽選し、一定の割合で蝶が飛びやすいモードに移行します。このモードが選ばれると、天井が短縮されることで次の当たりが狙いやすくなり、かつ、蝶が飛びやすい状態となります。そのため、今までの6号機の様にボーナスを積み上げても意味のない初当たりではなく、継続投資への意欲となる仕様となっています。

そして今回4thリールにしたことで、ナビの種類が色目押しではなく押し順目押しとなっております。色目押しを嫌うユーザーや今までの沖ドキユーザーからの支持も得られるのではないでしょうか。

ポイント②
打ってみたい!を引き出す「メリット開示」

同機はモード移行が特有の仕組みです。設定変更時は、初当たり時の30%前後で連荘モードに移行します。また同機の設定変更後は、『沖ドキ!』と違い、ボーナス確率自体が高くなることはありません。投資1,000円ずつのカニ歩きユーザーが出現する可能性が低いことから、朝一だけ回して放置なんて状態も避けられると思います。以上のことから、同機の仕様はお客様にメリットを与えると同時に、ホール側の売上にも考慮していると評価できるでしょう。

こういった点を、導入後ではなく導入前からしっかりアピールすることで『沖ドキ!』撤去後も朝一のユーザーの流入が期待できるのではないでしょうか。撤去が進み他店の新規の客層を得るチャンスを逃さない様に努めましょう。

「フダポス」による営業支援

私たちはこのような新台や時流の問題の解決のお手伝いを「フダポス」というツールでもご支援させて頂いております。おかげ様で現在2,000店舗でご活用頂いております。様々なコンテンツが御座いますので一度ご覧頂き、是非、皆さまのお力になれましたら幸いです。

◆著者プロフィール
梶川弘徳(かじかわ ひろのり)
株式会社CFY代表取締役
パチンコホール企業で営業部長として営業戦略や組織マネジメントの責任者として活躍し、2009年33歳で㈱CFYを設立して現在に至る。座右の銘は会社名の由来でもある「Crazy For You(あなたのために)」
●株式会社シー・エフ・ワイ
URL:https://amuse.cfy.jp/
Mail:info@cfy.jp

-コラム
-

© 2024 グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア) Powered by AFFINGER5