パチンコホール4団体の誓約書確認機関は12月3日、パチンコ・パチスロ産業21世紀会決議を遵守していない店舗に対する「通報・確認システム」の通報件数を発表した。
それによると、システムの運用が始まった10月19日から12月1日正午までの総通報件数は435件となり、このうち252件は内容が重複する通報で、実質的な通報件数は183件となった。
183件のうち、「誓約書未提出」店舗及び「事実確認書送付に当たらない件数」を除いた115店(7店は事実確認書送付準備中)に事実確認書を送付した。
12月1日正午現在、現地において撤去期限を過ぎた高射幸性パチスロ機の撤去未履行が確認された4店舗について、全国遊技機組合連合会(全機連)へ詳細を通報しているという。
同システムは、21世紀会決議を遵守していない店舗を発見した場合に、スマートフォンなどを使ってインターネットの専用フォームから誰でも通報できるシステム。通報された内容は、ホール4団体誓約書確認機関がその事実を確認し、決議内容を遵守していないことが確認された場合や当該店舗から返信がない場合、関係諸団体に通知することとなっている。
21世紀会決議は、旧規則機の経過措置期間が延長されたことを受けて、旧規則機を計画的に減少させていくことを目的に定められたもので、高射幸性パチスロ機については「当初の検定および認定切れ日までに撤去する」としている。
なお、撤去の定義は、営業所の客室から外へ排出することとしており、電源OFFの状態は撤去とみなしていない。