広島県を中心にパチンコホールやゲームセンターなどを展開するプローバグループ(広島市、平本直樹代表取締役)はこの度、2020年8月期の連結業績を発表した。
1年間のおよそ半分を新型コロナウイルスの影響下にさらされた同期決算は、売上高358億1,000万円(前期比81%)、営業利益2億5,200万円(前期比27%)、当期純利益6,000万円(同17%)となり、売上高で2割の減少、営業利益は前年のおよそ4分の1となった。
4月、5月の協力休業で収入が前年比40%まで落ち込み、その後、8割まで回復したが、前年比で12億6,000万円の減収となったほか、フィットネス事業の新規出店によるコスト増が利益を押し下げた。一方で、グループ内の販管費や人件費の見直しなどにより黒字を確保した。
同グループでは例年、決算にあわせて取引先との交流会を開き、グループの方針や業績を報告しているが、今年は新型コロナウイルスの状況を考慮し、メッセージ動画で近況を報告した。
プローバホールディングスの平本直樹代表取締役社長はメッセージ動画で、「コロナ禍におけるこの1年間は、我々が社会にどう貢献できるのか、その中で皆様と歩んでいくためには何をすべきかを考える期間でもあった。そして、社会の一員として、地域社会の発展のために、今以上に力を尽くす必要性を痛感した」と振り返り、「大きな環境変化に直面する中でも、プローバグループは今後もスピーディ、かつ柔軟に対応しながら、地域社会のさらなる発展のために、全てのステークホルダーの皆様とともに歩んでいきたい」と抱負を語った。