シーズリサーチは8月5日、「原則屋内禁煙に関するパチンコ遊技者動向調査」に関するレポートを公開した。
調査では、遊技者の喫煙率、遊技頻度別の喫煙率、喫煙しているタバコの種類、禁煙環境別の来店頻度および滞在時間などを調べた。調査対象は月1回以上パチンコまたはパチスロを遊技する一般ユーザーで、WEBアンケートを通じて計3,202サンプルが集まった。
調査結果によると、月1回以上の遊技者における喫煙率は67.6%となった。同社が以前に調査した年1回以上の遊技者における喫煙率55.1%に比べ高い数値となっており、一般成人の喫煙率(19.4%)に比べると、約3倍の喫煙者割合となった。
遊技頻度が高くなるほど、喫煙率の割合も高くなる傾向となっており、ヘビー層(週2回以上の遊技者)だと喫煙率は実に78.8%に及ぶ。またパチンコ遊技者に比べると、パチスロ遊技者のほうが喫煙率が高い結果となっている。
遊技者(月1回以上)のうち、電子および加熱式タバコを吸う人(+紙巻を吸う人も含む)の割合は43.8%。紙巻タバコのみが23.8%で、非喫煙者が32.4%となっている。
最近、注目が集まる加熱式タバコ併設店への来店頻度は、加熱式タバコユーザーの約31%が「増えた」と回答。ただし、非喫煙者の約35%が「減った」と回答している。また滞在時間についても同様の結果となった。加熱式タバコ専用フロアの設置の検討に当たっては、自店舗の加熱式タバコユーザー率や禁煙ユーザー率の把握が大事となるだろう。