【福森かなえの接客好感度★コラム】
接客好感度プレゼンターのeyecandy★福森です。今までの接客業とは異なる営業スタイルになっていることは言うまでもなく、感染症拡大防止の対策が増え、アルコール消毒などの清掃業務が増えたことや、やるべきことに戸惑いもあると思います。
実際お店を視察していると、キチンと対策しているお店、少し対策しながら何事もなかったかのように通常通り営業しているお店と様々です。パチンコ業界が安心な空間であることをアピールし、安心して家族や友達に遊技することをおすすめできるお店作りを業界全体でやっていきたいものです。
そこで「感染症拡大防止対策の5つの接客術」をお伝えいたしますね。
感染症拡大防止対策5つの接客術
1.感染症予防のポスターを掲示する
最低でも【マスク着用・アルコール消毒・飛沫防止ボード・従業員の検温・店内の換気】の対策はポスターに提示し、さらに「店外」に大きく掲示しておきましょう。地域の方々や遊技しない方へのイメージアップにもなります。
2.稼動済・空台の「消毒済」POP
遊技した後の空台において、除菌清掃をした台には【消毒済POPや電子画面への表示】があると安心して遊技ができます。一生懸命アルコール消毒しても、除菌消毒してあるのかは「お客様にはわからないから」です。
ホテルなどのトイレに「消毒済」の紙が便座の蓋についているだけで、ホッとして使用できるのと同じ感覚です。
3.トイレのペーパータオルとゴミ箱の設置
ジェットタオルの使用が禁止されている今、洗面台に何も設置してないお店もありますが余計に不潔な状態になります。
ジェットタオルに慣れているのでハンカチを持ち歩かない人が多く、びちょびちょに濡れたままドアノブを触ったり、洋服で手を拭いたり、また女性は整えるついでに髪の毛で手を拭く人もいるんです。
さらには手を洗わない人も見かけます。この点から【ペーパータオルの設置】をおススメいたします。
4.喫煙ブーズの入場制限
喫煙ブースやスペースは狭い空間になっており、ソーシャルディスタンスが保てない空間になりがちです。
スペースに応じてですが、人数制限をいたしましょう。また足型のPOPを間隔を開けて床に貼ることにより、喫煙者を誘導し距離感も保つことができます。
5.お客様へのマスク着用の促し
折角、スタッフが感染拡大防止の対策をしていても、お客様がマスクを着用していないお店は安心して遊技ができません。
店外にお客様へのお願いとして【マスクの着用・アルコール消毒・咳や熱のある方の入店の制限・ソーシャルディスタンスのお願い・飲食のルール】などを提示し、店内でマスク未着用の方やアゴに下ろしている方への注意の促しをすることも感染拡大防止の重大なポイントとなるでしょう。
従業員がしっかりと感染拡大の対策をした接客はもちろんですが、遊技しているお客様が安心して遊技できる空間とは何かを考えると、お客様のご協力やご理解も大事になってきます。
現在、全国接客好感度ランキング調査は全国での調査ができなく休止になっています。が、グループ店の調査や競合店調査、早番・遅番調査など、調査依頼をいただいたところで、数店舗の調査店舗があれば限定的に実施をしております。
その上で、コロナ禍では調査項目について「感染症拡大防止対策の接客術」を踏まえ、内容を変更致しました。50項目のうち、15項目は「感染症対策」のチェック項目に入れ、現場で対策できているのかの調査をさせて頂きます。
来ていただいたお客様にマスクの着用をお願いするには、マスクをお店で準備しておくこともリスク回避では必要なことになります。
またマスク着用時に笑顔が見えないので、名札に笑顔のお写真を貼るという工夫をしているお店もございます。お客様が安心できる環境をスタッフさんは目配り、心配りをして、好感度の高い接客姿勢を感じていただけるように取り組んでまいりましょう。
お客様の目線は、時代の変化、環境の変化などでガラッと色が変わってしまうものです。
今回のコロナ問題は、実感させられ、教訓にさせられることの連続の出来事でした。私どもも日々、お客様目線への意識を傾け、これからも気付いたことがあればお伝えしていこうと思います。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!
◆著者プロフィール
福森加苗
2007年にアイキャンディ株式会社 代表取締役に就任。女性集客コンサル業務、女性活躍推進業務など数々の事業を展開する。2018年には働き方改革(営業時間変更、テレワーク、裁量性労働)を推進し、その取り組みを注目され、小池都知事が視察訪問。女性活躍応援企業である。各メディアに取り上げられる。
「全国パチンコホール接客好感度ランキング調査」
調査会社:アイキャンディ株式会社