一般社団法人遊技機リサイクル協会はこの度、2019年度の事業成果等を報告した。それによると、2020年3月末時点で、協会システムに参加する各都府県方面遊協は1都30県5方面組合(36組合)となり、前年度比で6組合が増えた。
新たに参加したのは、山口県遊協、広島県遊協、島根県遊協、鳥取県遊協、旭川方面遊協、北見方面遊協の6組合。
参加メーカーでは、パチンコ機メーカーとしてJFJが新規参加し、計30社となった。パチスロ機メーカーとしては、山佐、ロデオ、サンセイアールアンドディ、JFJ、コナミアミューズメント、KPE、銀座、タイヨーエレックの8社が加わり、計24社となった。
2019年度中に協会システムで回収、リサイクル処理した遊技台数は、パチンコ(本体、盤、枠)が10万3,968台(前年比20.67%減)、パチスロが8万5,459台(同36.79%)となった。
協会指定のリサイクル業者は、新規指定がなく、1社が遊技機解体業務を閉鎖。その結果、指定業者数は13社、解体工場は14ヵ所となった。
同協会は2019年度の事業成果について、「新規則機の新台販売台数が伸びず、結果、排出台自体は少なく推移した」と報告。今後の課題については、「不法営業に使われる、いわゆる闇スロへの流出防止や不法投棄につながらない回収及び解体を徹底する必要がある」としている。