経済産業省は6月8日、特定サービス産業動態統計調査の4月分速報を発表した。
調査結果によると、4月のパチンコホールの売上高は1,097億7,700万円。前年同期比に比べ、売上高が61.8%減となり、また売上高の減少は10カ月連続となった。売上高は今年3月(2,418億9,900万円)と比較しても、4月は大きく落ち込んでおり、新型コロナウイルス感染拡大に伴う客数の減少や休業が影響したものと考えられる。
調査対象とする特定のサービス業の売上高等の経営動向の把握などを目的とした同調査。原則、対象業種の全国年間売上高の概ね70%をカバーする売上高上位の企業を調査対象としており、全てのホール企業を対象とした調査ではない。そのため調査結果の数値は、パチンコホール業界全体の実際の売上高とは乖離しているものの毎月、同様の手法で調査していることから、統計数値としてホール業界の傾向を把握することに適している。