三重県の鈴木英敬知事が4月22日、同県内すべてのパチンコホールが今月27日までに休業する見込みであることを、自身のツイッターアカウントで伝えた。
鈴木県知事の投稿内容は以下の通り。
「20日からの休業要請に関し、パチンコ店について問い合わせを頂きます。三重県内全118店舗のうち、22日時点で110店舗(93%)が既に休業。23日に残り5店舗、27日には最後の3店舗も休業し、三重県内全店舗で休業となります。近隣県では75%等の状況の中、三重県は関係の方々に真摯に受け止めて頂きました。」
同県では、政府の緊急事態宣言の対象が全国に広がったことを受け、4月20日に「三重県緊急事態措置」を発表。近隣の愛知県や岐阜県と同様、パチンコホールを含む多くの業種に休業を要請するとともに、県独自の支援策として、協力金50万円の支給策を打ち出している。
三重県遊協は4月20日、組合員ホールに県からの休業要請に基づく特段の配慮を求める文書を送った。同県遊協関係者は「三重県内の感染者は比較的少ないが、近隣には特定警戒都道府県に指定された愛知県と岐阜県がある。そこのパチンコファンが三重県内のホールに流入することで業界のイメージが悪くなる恐れもあり、組合員に対応を求めた。執行部以下、組合員がこの問題に対する意識が高く、非組合員も含めて全店休業に繋がった」と話す。
県内パチンコホールの全店休業を伝える鈴木県知事の投稿に対し、「パチンコ店はなかなか休業に従わないから、絶対無理だと思ってました。ありがとうございます。泣」「スゴい!!知事さんと県職員さんの気迫が通じたんですね。ありがとうございます。パチンコ店の皆さんもありがとうございます」「私はパチスロを愛してやまないですが、この対応は本当にありがたいです。休業を決めてくれた全てのパチンコ屋さんに感謝です」といったコメントが多く寄せられた。