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パチンコでスマッシュヒットした版権が、スマスロで登場します。集客力が高そうな本機ですが、ユーザーからの注目度も非常に高いようです。適正台数はどれくらいなのか、ゲーム性を踏まえて考察していきます(文=三木貴史/エスサポート代表取締役)。
この記事のポイント
- 純増8.4枚/GのSTタイプで、設定1のコイン単価は3.2円
- コンテンツファンに加え、パチスロユーザーへの訴求にも期待
- 適正台数は20円パチスロ総台数の3〜4%が目安
今年4月に登場した『eリコリス・リコイル』(ニューギン製)のスマッシュヒットが記憶に新しいですが、同タイトルが今度はサミー系列の銀座からスマスロで登場します。
目次
ゲーム性と基本スペック
スペックは純増8.4枚/GのSTタイプのAT機です。通常時はレア役やG数解除からCZ当選を目指すゲーム性で、レア役合算確率は1/22と軽め。レア役の一部で発生する変換役が成立すると即前兆へ移行し、約33%でCZに当選します。CZ当選契機はレア役:G数=6:4となっており、レア役を軸とした自力感のあるゲーム性が特徴です。
CZからRUSH、上位RUSHまでの流れ
CZは期待度約53%と約83%の2種類存在し、成功すると初当たりボーナスへ。当選後は20G間のRUSHへ突入し、ボーナス確率約1/18の高確率でボーナス当選を目指します。ボーナス当選後は50G間のRUSHへ移行し、ボーナス消化後は残ったG数からRUSHを再開。RUSHのG数が0になると、今度はボーナス確率1/12のST(10G間)に突入します。
RUSH中は指定役システムを採用しており、指定されたレア役成立でボーナス確定。また、ボーナス中に獲得したポイントによって上位CZの権利を獲得することができます。上位CZ成功後は上位RUSHへ突入。上位RUSH中は指定役がWとなり、ボーナス当選率が大幅に上昇する仕組みです。条件を満たした場合は有利区間を切って再突入します。また、上位RUSH終了後100G間に引き戻した際は上位RUSHに再突入するなど、継続性を意識した設計も特徴です。
中単価帯としての評価ポイント
同機は設定1のコイン単価は3.2円、MYは3,125枚、MY単価は976枚の中単価帯のスペックとなります。通常時は天井が浅く、レア役確率も軽いため、自力感があり退屈しにくい仕様です。一方で、初当たり後の20G間のRUSHでボーナスを引けなかった(駆け抜けた)場合は、ストレスポイントとなります。しかし、その後はCZ天井が250Gとなるため、多少のフォローはできそうです。
想定される出玉イメージ
上位CZは1日に4~5回は引ける確率で、上位ATへの期待感は持たせているものの、一撃の出玉性能は控えめな印象で、2,000~3,000枚の出玉を複数回狙っていくような展開が標準的なイメージとなります。
市場性と適正台数
サミーからは同程度の単価・MY帯の機種として『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』『東京リベンジャーズ』『化物語』『攻殻機動隊』などが投入されており、安定した稼働実績を残しています。本機も完成度は高く、試打時の印象はこれらの機種以上に良好で、コンテンツファンだけでなく、パチスロユーザーにも訴求できる仕上がりとなっています。
想定ユーザーと導入目安
コンテンツ特性としては20~30代の若年層が中心になると想定され、『カバネリ』よりも客層は若くなる見込みです。適正台数は同機の2割減を目安として、20円パチスロ総台数の3~4%を基準に、自店の客層を踏まえて判断しましょう。
導入判断で押さえたい点
適正台数は20円パチスロ総台数の3〜4%を基準に、自店の客層を踏まえて判断しましょう。販売台数を上回る発注が見込まれるため、市場投入台数が数千台規模で追加される可能性も考慮が必要です。
◆プロフィール
三木 貴史
㈱エスサポート代表取締役
1972年生まれ。97年中央大学商学部卒業後、パチスロ専門店(神奈川県42台)にて勤務。01年〜06年グループ4店舗を統括部長として指揮、在職中より他店舗のコンサルティングにも携わる。この期間、全ての店舗で稼働平均15,000枚を継続。07年に独立し、パチンコ・パチスロホール運営コンサルタントとしてエスサポートを設立。“ホールの知恵袋”として全国どこにでも出張中。社内外を問わず行うセミナーも好評。



