セガサミーホールディングスは5月12日、2026年3月期の連結決算を発表した。売上高は4,875億4,200万円(前期比13.7%増)、営業利益は471億2,800万円(同2.1%減)、経常利益は542億500万円(同2.1%増)、純損失は57億5,600万円(前期は450億5,100万円の純利益)となった。
遊技機事業は、売上高が1,321億5,800万円(同35.9%増)、経常利益が333億100万円(同58.8%増)と大幅な増収増益となった。事業の収益力を示す同社独自の利益指標(調整後EBITDA)も337億円(同38.8%増)に伸長した。
パチスロでは、許認可の取得状況により下半期中心の販売となったものの、『スマスロ 東京リベンジャーズ』(2025年9月導入)、『スマスロ 北斗の拳 転生の章2』(2026年1月導入)、『スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門決戦』(2026年3月導入)を中心に各タイトルの販売が好調に推移した。また、『スマスロ 化物語』(2025年12月導入)および『スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門決戦』については、2027年3月期に追加販売を予定している。
同社グループでは、長期的な縮小傾向が続く遊技機市場において、業界とメーカーが共存共栄していくための環境づくりに取り組む方針を示しており、2026年3月期からは新しいビジネスモデルの構築に向け、パチスロの新筐体(分離筐体)の投入を開始した。
分離筐体は、筐体本体とユニット部分を分離した構造で、新製品への入れ替え時に一部部品の交換のみで対応できる点が特徴。2027年3月期からユニット販売を本格展開し、パチスロ販売計画台数のうち、ユニット販売比率を約20%と想定している。また部材点数の抑制により、利益率向上への寄与も見込んでいる。

分離筐体イメージ(IR資料より引用)
一方、全体業績では、遊技機事業が好調に推移したものの、エンタテインメントコンテンツ事業が低調に推移したことや、ゲーミング事業で買収したGAN LimitedおよびStakelogic B.V.の業績取込の影響などにより、営業利益は減益となった。また、Rovio Entertainment Ltdにおけるのれんおよびその他の無形資産、Stakelogicにおけるのれんおよび有形固定資産の減損損失を特別損失に計上したことから、最終損益は赤字となった。
2027年3月期の連結業績予想は、売上高5,100億円(前期比4.6%増)、営業利益445億円(同5.6%減)、経常利益475億円(同12.4%減)、純利益325億円を見込む。遊技機事業では、主力タイトルの減少や部材高騰などによる原価増を見込む一方、パチスロ新筐体(分離筐体)のビジネスモデルの浸透を進めるとしている。

