
「今年の元旦は凄かった」。その噂の真相をAIで徹底分析。関東3店舗の事例をもとに、記憶や感覚に依存しない客観的な振り返りの重要性を説きます。見逃していたサインに気づく、AI活用の真価とは?
どうやら今年の元旦営業が「エライこと」になっていた。そんな噂は、皆様ご存知の通りです。正直に言うと、AIがあったからこそ、この元旦の「むちゃくちゃな放出営業」の実態にちゃんと気づけたのだと思っています。
これまでも、データを見たり、コンサルタントから話を聞いたり、勉強会で知識を得たりすることはできていました。ですので、「知る」こと自体は、正直AIがなくても可能だったと思います。
ただ、AIが入ったことで、情報が頭に入る「深さ」や、現場への「浸透の仕方」が全く違うと感じています。AIを使って自分で数字を見て、触って、確かめながら考えると、それが急に「自分の話(自分事)」になってくるんですよね。
誰かから聞いた知識ではなく、自分で見て、自分で納得した判断になる。この感覚の違いこそが、AIの一番大きな価値なんじゃないかと思います。
ということで、AIを活用して気づくことができた、関東エリア3店舗の元旦営業の様子をご紹介します。
【店舗A】
・『北斗転生2』『スマスロ北斗』は法外 放出
・『からくりサーカス』『ヴァルヴレイヴ』
も放出
・『ゴージャグ』放出、『ファンキー』利益 確保と、シリーズで当たり外れを明確化
【店舗B】
・『北斗転生2』『スマスロ北斗』は法外
放出
・『ジャグラー系』利益確保、『キングハ ナハナ』法外放出
・『沖ドキシリーズ』は利益確保、『東京 喰種』と『モンキーターン』で放出
【店舗C】
・『北斗転生2』『スマスロ北斗』は法外 放出
・『いざ番長』も大盤振る舞いの放出
・その他は利益確保でメリハリ営業
店舗ごとに数字を眺めると、「この店はここを見せたいんだろうな」「今年はこのジャンルを意識しているな」といった空気感が、なんとなく伝わってきます。
ただし、ここで大事なのは、「北斗の放出が正しいかどうか」といった話をしたいわけではありません。そもそも元旦というのは、年に一度のスペシャルな日です。 そして「北斗全6」など、日本全国のホールが数年前から仕掛けをスタートし始めた特異日でもあります。
人の振り返りは、どうしても「印象に残った日」や「極端な出来事」に引っ張られがちです。しかしAIであれば、実際の数字と事実ベースでフラットに営業を振り返ることが可能です。
「記憶に引っ張られがちな『属人性』を減らせる」。これは大きなメリットです。年末年始は忙しすぎて、「重要だったサイン」を見逃してしまいがちですが、振り返りこそ、AIの得意分野でしょう。「AIは魔法ではないけれど、第二の目、第三の脳みそになる」。このメリットは、これからの時代、決して見逃せません。
◆プロフィール
髙橋和輝
株式会社ピーメディアジャパン代表取締役。大前研一ビジネススクール出身。18歳から現場一筋で、ホール企業勤務を経て、コンサルタントとして独立。業界初のホール企業向けサブスクサービスを12年運営。現在はパチンコ特化型BtoBプラットフォームを展開(2024年取引額約6.5億円)し、ホール営業×AIを開発中。



