【コラム】1万円でできることから考えてみる

投稿日:2025年7月31日 更新日:

AIに「1万円あればできることを教えて」と問いかけてみました。主な回答は、「飲食・外食」(高級レストランでランチ、回転すしで3~4人分の食事)「ショッピング」(ユニクロ等で買い物、化粧品やスキンケア用品のセット)「レジャー・旅行」(日帰り温泉+ランチ、映画2本+ポップコーン&ドリンク)等々が並んでいました。

一方、ぱちんこやパチスロで1万円というと、ハイスペック機やAT機を打とうと思えば、とっかかりと言いますか、当然1万円だけでは物足りない印象はあります。そんな1万円から考えてみたいと思います。

ぱちんこでは、1,000円あたりの回転数が15~16回という機械も珍しくなくなってきました。現在、ハイスペック機においては図柄揃い確率は1/399が主流となっておりますので、先ほどもお伝えした通り、1万円は最初のとっかかりの1枚目といっても過言ではありません。しかし、AIに聞いた通りで1万円というのは冷静に考えてみれば大金です。

勿論、ハイスペック機を否定するつもりはありませんし、ぱちんこやパチスロはギャンブル性を持った遊技であり、リターンが当然ながらあり得ますので、投資金額だけで語れないのも事実ですが、当然、大当たりしなければリターンは0です。

「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」というのはアントニオ猪木氏の名言の1つとして有名ですが、ぱちんこ、パチスロを打つ前には、大負けしたらどうしよう…と少し頭によぎるのも事実です(笑)

そんな中で、ある程度投資金額の上限を決めて打つというのは、ある種、合理的な考えだと思います。当然ながらそれ以上、負けようがないからです。一方で、どうせ打つなら少しでも長い時間を楽しみたいと思う気持ちも他方であります。低玉貸しというのは有効な手段の1つではありますが、ここでは4円ぱちんこを中心で考えてみたいと思います。

・大当り確率 1/99前後
いわゆる甘デジという確率帯のスペックです。ヘソ1個賞球が増えたこと、LTが搭載できるようになって甘デジの確率帯にもLT搭載機が増えてきたこともあり、昔ほど遊べるという印象を持ちにくくなってきたのではないでしょうか。

未だにヘソ3個が主流の『海物語』シリーズや高稼働をたたき出している『コマコマ倶楽部with坂本冬美』等を見ると、ここのスペック帯はLTが出てきたことで、無理に尖りを出す方向ではなく、あえてそのスペック的な尖りを無くした方が好結果につながりやすいのかもしれません。

・大当り確率 1/120前後
ここのスペック帯はLTが出て以降、大きく広がってきたスペック帯です。というのも、LTを搭載すると、どうしても1/99前後の確率だとスペック設計が難しい部分が出てきてしまいますが、120ぐらい確率が深くなると、そのあたりの調整がグンと楽になります。LTを搭載した少し尖りがあるスペックは、この辺りの確率帯だと比較的、初当たりも軽めで出玉もしっかりとれるというスペックになりやすいかもしれません。

・大当り確率 1/150前後
平均的に1万円で大当たりするという確率帯はここまででしょうか。この確率帯だと、当然ながら1/120前後の確率よりも更にやれることが増えます。そして、実はこの確率帯にしか実現することができないことがあったりします。

この点は非常に大切なポイントでもあったりしますので、次回のコラムにて詳しく言及したいと思います。

◆プロフィール
荒井孝太
㈱チャンスメイト 代表取締役

パチンコメーカー営業、開発を歴任後、遊技機開発会社チャンスメイト(https://chancemate.jp/)を設立。パチンコ業界をより良く、もっと面白くするために、遊技機開発業務の傍ら、ホール向け勉強会や全国ホール団体等の講演会業務など広く引き受ける。

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