一般社団法人遊技機リサイクル協会は5月19日、都内で第19回定時社員総会を開催し、役員改選で趙顕洙代表理事(埼玉県遊協理事長)を再任した。趙代表理事は3期目となる。
趙代表理事は冒頭の挨拶で、遊技機の新台販売台数の低下や遊技機メーカーによる積極的な下取りなどにより、協会システムによる使用済み遊技機の回収台数は低調に推移したものの、業界全体でのリサイクルや回収は適正に実施できているとの認識を示した。その上で、「ホール側のリサイクルシステムとして、全国の指定リサイクル業者と適正な排出台の回収、処理を堅持していきたい」と述べた。
事業報告によると、2024年度中に協会システムで回収、処理した台数は、パチンコ機(本体、盤、枠)が77,503台(前年比22.66%減)、パチスロ機が44,435台(同16.59%減)となった。
協会システムに参加する各都道府県組合は37組合で前年と同数。参加メーカーはパチンコ機メーカーが計35社(前年同数)、パチスロ機メーカーが計61社(前年比6社増)となった。
その他、使用済み遊技機の部材・素材を使ったリサイクル商品を開発し、組合主催のファン感謝デーの賞品などに活用されていることを報告した。