回胴遊商関東・甲信越地区は7月1日、都内文京区の東京ドームホテルで令和6年度の地区研修会を開催し、5月に開催された通常総代会の報告や今年度の組合活動について情報共有が図られるなどした。
冒頭挨拶した家永浩明支部長は、先日発表されたパチンコ産業パーパスに触れながら、「これから、若年層の掘り起こしや業界イメージの向上を図っていくために、我々の業界が世の中からどのように見えているのかを少し意識して貰えれば」と語りかけた。
続いて登壇した大饗裕記理事長は、大阪IRの開業が近づくにつれ、業界が再び逆風に晒される状況に懸念を示しながら、「2018年の時のように、ただ殴られ続けるような状況は避けなければならない」と述べ、依存対策に真摯に向き合いながら、政治的な活動にも力を注いでいく必要性があることを呼びかけるなどした。
さらに当日は、行政講話として警視庁生活安全部保安課の今村浩一係長が講演。今村係長は、認定申請時のルール遵守の徹底や不正改造根絶、遊技機流通における適切な管理などを求めた。
また研修会では、8月末〜9月頃を目処に組合員の経営実態を把握するためのアンケート調査を実施することを組合員に伝達。集計したデータを踏まえながら今後の改善点を探るとともに、外部折衝の際、販売商社が置かれている実情の理解に資することを目的としている。
※大饗(おおあえ)の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合がございます。