北海道遊技事業協同組合、日本遊技関連事業協会北海道支部、北海道遊技機商業協同組合、回胴式遊技機商業協同組合北海道支部――の道内業界4団体は1月26日、札幌市中央区のANAクラウンプラザホテル札幌で「北海道遊技産業合同賀詞交歓会」を開催した。
当日、所用により欠席した北海道遊協・合田康広理事長に代わって主催者を代表して挨拶した同・金哲一副理事長(旭川支部支部長)は、課題が山積するなか全国のホール件数は依然として減少傾向にあるとともに、今年7月からの新紙幣発行の影響でさらに多くのホールが閉店に追い込まれることが避けられない状況に危機感を示し、「今後この業界を維持・存続・発展させていくために何をしなければならないのか、業界全体が一丸となって真摯に膝を交えて議論しなければ衰退の一途を辿るしかない」などと述べた。
また金副理事長は、「業界全体で議論した課題を議連(自民党遊技産業議員連盟)に上程し、そこで諮っていただき、解決を目指すのが正しいのではないか」と述べたうえで、同議連の田中和徳会長がパチンコ業界誌のインタビュー取材に応じた内容(注:月刊GREENBELT2024年2月号掲載記事)を読み上げ、「議員連盟の組織の充実を図っていくことも重要です。各都道府県の業界の皆さんから信頼のおける方をご推薦いただき、メンバーに入っていただき、一緒に汗を流していただければ」と一部を引用し、パチンコ業界から国会議員を選出する必要性を強調した。
さらに、そこに向けた具体的な展開として、有志による北海道内での自民党職域支部の立ち上げを表明し、「本日お集まりの皆さまのさらなる参画と協力をお願いしたい」と呼びかけた。関係者によると、職域支部は今年2月中にも正式に設立され、然るべき立場の人物が支部長に就任する予定で、道内の業界関係者を中心に数百人から1,000人規模になるという。
なお当日は北海道警察本部生活安全部の大釜寛貴管理官による行政講話、復興副大臣で自民党の高木宏壽衆議院議員による来賓挨拶も行われた。