遊技場自動補給装置工業組合(補給組合、入江良一理事長)、遊技場メダル自動補給装置工業会(メダル工業会、大泉政治理事長)、遊技場自動サービス機工業会(自工会、木原茂成理事長)のパチンコ業界の設備系3団体が、統合に向けた検討を始めることが分かった。
5月29日、名古屋市内で開催された補給組合の通常総会で同組合の秋田光勇理事(エース電研代表取締役社長)が明らかにした。
秋田理事は、業況が悪化し、パチンコホールの軒数も減少に拍車が掛かるなか、設備機器関連企業の業績も低迷している現状に言及。「3団体すべてに加盟している企業もあり、それぞれに賦課金があることが非合理的という意見が出ている。統合というか合同して取り組む時期ではないか、という意見も多い」と述べ、今後、各組合で統合に関する組合員向けのアンケート調査を実施し、検討していく方針であることを説明した。
時期については「今日明日ではなく1~2年をかけて検討していく。新団体を立ち上げるのか、あるいは3団体のいずれかの団体が吸収するかたちになるのか、統合の仕方についてもあわせて検討していく」と述べた。
なお、補給組合は玉補給システムおよびホールコンピュータ等の製造会社、メダル工業会はメダル補給・回収システム等の製造会社、自工会は玉・メダル貸機やカウンター機器等の製造会社でそれぞれ組織される。
▼[参考資料]業界団体相関図2023
https://web-greenbelt.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/04/202305poster2023.pdf