平和は5月12日、2023年3月期の決算を発表。売上高は1,422億9,000万円(前年度比17.1%増)、営業利益は269億5,000万円(同162.9%増)、経常利益は266億3,100万円(154.4%増)、純利益は206億8,500万円(同843.1%増)となった。
パチンコ業界は、パチスロ6.5号機のヒットとスマートパチスロの導入がパチスロ市場の回復を牽引。パチンコ市場では、2023年4月に導入されたスマートパチンコの普及と市場活性化が期待されている。
遊技機事業では、パチンコ機は「戦国乙女 LEGEND BATTLE」「ルパン三世 消されたルパン2022」などを発売、販売台数は80,000台で前期比17,000台増。一方、パチスロ機では「バキ 強くなりたくば喰らえ!!!」「BIG島唄30」などを発売、販売台数は46,000台で前期比16,000台増。特にスマスロ第一弾の「バキ 強くなりたくば喰らえ!!!」は約2万台を販売した。
利益面では、遊技機の販売台数増加、売上原価低減、及び前期実施の希望退職制度による人件費圧縮が寄与。前期比で大幅増となった。
来期の業績予想では、売上高1,546億円、営業利益300億円、経常利益287億円、純利益210億円を見込んでいる。遊技機事業では、パチンコ機79,000台、パチスロ61,000台の販売を目指す。