【調査】約65%がCMキッカケにパチンコ・パチスロへの興味示す

日工組が2020年4月1日から解禁した遊技機のテレビCM。以降、新台の導入前後に様々な時間帯、放送局でテレビCMを見かけるようになった。内容や放映可能時間などに制約はあるものあの、ファンに向けて自社の遊技機をアピールすることができるようになったが、それを観たファンはどのように感じているのだろうか。今回は、テレビCMの認知度、感想を調査した。

まずは認知度。「観たことがある」と回答したのは全体の66.1%と全体の3分の2を占めた。18歳未満の遊技防止の観点から「午前5時～9時」、「午後5時～9時」の間は、遊技機関連のCMは行えないこととなっている。そのため、日中あるいは深夜帯にテレビを観ないファンは目にする機会は少なくなるが、概ねのファンが一度は目にしたことがあるという結果が得られた。

■テレビCM認知度。

CMを観た感想では、「打ってみようと思った」が22.8%、「（打つかは分からないが）興味が湧いた」が41.1%、「特に何も思わなかった」は36.1%で、全体の約65%がテレビCMをきっかけに、その機種に対して興味が湧いたと回答した。

■テレビCM感想。

パチンコ・パチスロへの依存防止のため、「大量」や「超速」といった遊技機の出玉性能（速度）等を煽る表現や、「MAX」、「限界突破」といった表現も禁止。また、放送の秒数も限られているため、どのメーカーのCMもその内容はあっさりとしたものとなっているが、遊技機やコンテンツに興味を持たせるためのフックとして、CMは一定の効果を発揮しているといえるだろう。