新規則機時代にこそ光る
戦略データ、最先端AI分析
これから6.5号機、そしてスマート遊技機が登場を控え、遊技機環境は大きく変わる。より高精度なデータ分析、営業戦略を立てる体制を構築するためにも、㈱マースエンジニアリングが誇る2大サービスを活用したい。
MSD唯一の「PL指標」
マースエンジニアリングが提供する『MSD(マース戦略データ)』は、業界平均データとして機種ごとの稼働(アウト)データを参照することができる。と、ここまでならば、業界に数多あるデータサービスの域を出ないが、MSDの特徴はより遊技客動向を把握する際に役立つ唯一の指標、「PL指標」を参照することが可能な点にある。
PL指標とは、「PLAYER LINE指標」のこと。PL指標は一般客(非会員)の遊技データを紐づけることができるため、遊技人数、投資金額、遊技時間などを簡単に導きだすことができる。つまり、より精度の高い顧客データならぬ“個客データ”を収集することができるということだ。
例えば、新台A、新台Bがあったとする。それぞれ初週アウトが3万8,400個、2万9,400個だった場合、新台の初週アウトの大小で今後の稼働を推測することが多いため、純粋にアウトの高い新台Aの方がよい機種であると判断してきた。
ここでPL指標の一要素、「PLアウト(一人当たりの稼働指標)」を基に新台A、新台Bの稼働データを見て、それぞれPLアウトが6,300個、9,800個だったとする。この場合、新台Aの稼働3万8,400個を構成していたのは遊技客6人(3万8,400個÷6人=6,300個)だったことが計算できる。一方、新台Bは3人(2万9,400個÷3人=9,800個)。一人当たりの遊技時間、打込みとしては新台Bの方が勝っていることになる。遊技客の回転数の高い機種よりも、一人が粘って遊技する機種の方が新台に対する人気度、期待値が高いといえる。結果、長期稼働が見込める機種であると判断できる訳だ。
このようにPL指標でみると、業界データと違う側面が見え、稼働の良し悪しに対してより精度の高い判断材料を得ることができる。さらに、マースではMSD加盟店に向け、「週間MSD」や「機種レポート」、「新台3日間速報」、「新台7日間速報」といったレポート配信も行っている。活用しない手はないだろう。
稼働・売上・粗利
3ヵ月先まで予測
そして、マースが提供する最先端『AI分析システム』も日々進化を続けている。
同分析システムは、台間ユニット『ユニコン』を通して日々得られる膨大な稼働、売上、粗利などの実績データをAIが分析するため、3ヵ月先まで予測することが可能だ。
進化した点としては、例えば、機種の稼働予測では、従来までは2週間の稼働データが必要だったが、新台でも1日の稼働実績だけで予測することが可能となった。
さらに機種別の販売計画の立案や、その計画を基として自動で設定値配分するパチスロシミュレーションも可能。例えば、パチスロで翌日の粗利目標を確保するために、設定配分をどうしたら良いのか、設定配分を任されている担当者は日々悩ましかったことだろう。しかし、AI分析システムでは月間の粗利目標から日毎計画を自動で作成。設定配分においては、翌日の計画粗利を確保するためにAIが設定値毎の稼働を予測し、粗利を確保するために最適な設定配分(設定1を〇台、設定3を〇台・・・等)と、台番への配置を自動で行ってくれる。後は指示通りに設定変更作業を行うだけで、粗利確保が可能となっている(図1参照)。
また、入れ替えに伴う撤去台選定も可能だ。バラエティ構成がメインとなっている店舗では、撤去台選定に相当の時間を要すると聞く。AI分析システムでは、機種ごとの適正台数を算出し、増台・減台の台数も指示してくれる。そして、撤去台選定に欠かせない会員の遊技状況についても、会員データと紐づけ、優良会員の有無も教えてくれるため、ウッカリ撤去してしまった、という事態を避けることもできる。
このように、AI分析システムは、これまで長い時間を要していた作業を高い精度を保ったまま短時間で行ってくれる。省力化の意味合いでもAI分析システムは大きな味方だ。
これらは、周辺機器の分野でトップをひた走るマースエンジニアリングだからこそ提供できる極めて価値の高い情報、サービスだ。これからも大きく、早く変化している業界情勢に遅れをとることなく対応していくためにも、MSD、AI分析システムは最大限に活用していきたい。
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