フィールズが2022年3月期の業績予想を発表、経常利益34億3,000万円に

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フィールズは3月22日、これまで未定としていた2022年3月期の業績予想を発表。営業利益32億4,000万円(前年同期は22億4,100万円の赤字)、経常利益34億3,000万円(同20億3,200万円の赤字)、純利益23億7,000万円((同34億5,200万円の赤字))とした。

新型コロナ感染拡大が市場に与える影響を見極めるため、同社はこれまで通期の業績予想を未定としていた。その後、上記の影響が軽微であることが明らかになるとともに、第4四半期の業績も順調に推移していることから、利益面での黒字化を見込んだ。

このうち、今期のPS事業(遊技機事業)の業績は、営業利益17億1,000万円(前期比52億4,300万円の増加)、経常利益18億4,000万円(同57億3,600万円の増加)、純利益17億円(同62億3,300万円の増加)となる見通しだ。

同社はまた、同日に持株会社体制への移行の検討開始を取締役会で決議。持株会社名を「円谷フィールズホールディングス」に変更し、引き続き、上場を維持する予定だ。今年6月開催の株主総会で承認が得られることを条件に、今年10月3日を効力発生日として実施する。

持株会社体制に移行する理由は今後、メタバースやNFTを活用したビジネスが主流になると想定されるなか、「IP×デジタル」ビジネスを成長戦略の柱に据え、積極的かつ革新的にビジネスを進化させていくためとしている。理由の背景には、同社グループがウルトラマンなどの有力IPホルダーであり、国内最大規模のCG・VFX映像事業を手掛けるデジタル・フロンティアを子会社に持つなど、デジタル映像制作ノウハウを有していることが挙げられる。

これに伴い同社の遊技機事業は、会社分割により持株会社の子会社(フィールズ)とし、円谷プロダクションやデジタル・フロンティアなどの「IP×デジタル」ビジネス企業群と並列の組織体制とする。

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