ダイコク電機(名古屋市中村区、大上誠一郎社長)は3月15日~19日、昨年9月に続いて第2回目となる「DK-SIS Webセミナー」を開催した。メインタイトルは「New Normal+ 軌跡が照らす明日への扉」。DK-SISをはじめとしたダイコク電機独自のビッグデータを背景に、SISの精鋭講師陣が時勢に即した講演を行った。
セミナーでは、コロナ禍による2020年の業界規模に触れ、売上14.6兆円、粗利2.3兆円といずれも前年2019年比で25%も落ち込んだことに言及(各数値は暫定値)。また、2021年も旧規則機撤去の影響により、何も手を打たなければさらなる業績低下が予想されることに危機感を示した。
そのうえで、2020年12月以降はパチンコの売上・粗利がパチスロを上回っていること、パチンコ新規則機(4円)の売上・粗利の増加傾向に対してパチスロ6号機(20円)が減少傾向にあることなどを示し、業績向上を見通せるパチンコ管理にいかに早くシフトするかが2021年の業績を左右すると提言した。
さらにセミナーではパチンコの業績向上を図るため、メイン機種およびそれ以外の機種で確認すべきポイントやPPM戦略の活用などを実例を用いて詳細に解説した。