同署の松尾和成生活安全課長は近年の治安情勢の悪化を受け、「警視庁内のショップの強盗は今年は6件起こっている。強盗対策に手を抜くとやられる。交換所に2人以上いればある程度防げるが食事の交替時などは気をつけて欲しい」と注意を促した。
また同署刑事代理の江原警部は暴力団の現状について、「銃、薬物、ナイフなどに関する組織犯罪が増えている。暴力団は俺たちが守ってやるといっても決して守ってくれない。何かあったら刑事課の方に連絡をして欲しい」と伝えた。
稲岡生活安全課課長代理は「皆様はかなりの量の現金を扱っており注意が必要。最近(警視庁管内の)換場で3か所の強盗事件があった。犯行は始業前の清掃時に後ろから顔面を殴打、緊縛され、モノをとられ逃げられたケース。正面に寄ってきて刃物を出されたケース。休憩時にショップから出ようとした時に襲われたケースなど様々な事例がある。店舗内の録画だけでなく建物付近にまで目を配る配慮が欲しい。ショップとパチンコホールは営業では独立しているものの、様々な形でお互い連絡をしあい、休憩時間その他開閉する時にホール側に伝えれば安全も保たれる」などとショップの防犯対策の必要性を訴えた。
会には17のパーラーと10のショップ関係者が参加、真剣に話に聞き入る姿が見られた。