PTBはパチンコホール経営企業の社会的地位向上を目指す、業界外の有識者・専門家による第三者で構成された組織で、2005年の設立以来、社会に信頼と安心を提供できるパチンコホール経営の確立を目的として調査を行っている。
同社ではPTB設立当初から評価調査を受けており、2016年12月実施の「第9回評価調査」で初めて全10分野での最高ランク獲得を達成している。しかし、翌2017年12月実施の「第10回評価調査」では、「評価基準」の厳格化により、一部の分野で最高ランクを獲得できないという結果だった。それを受け2018年は、内部監査の分野で監査体制の整備や内部監査手法の改善を実施。これにより、再び全10分野での最高ランク獲得を実現したという。
同社では今後も、PTBによる評価調査を受けるとともに継続的に社内体制の整備・改善を行い、業界のリーディングカンパニーとして、業界団体を通じ、これまで培ってきた経営管理の仕組みを積極的に開示することで業界全体の健全化、社会的地位の向上に取り組んでいきたいとしている。
【PTB評価調査の項目】
・ガバナンス（項目数7）
経営の意思決定機関および当該機関に対するチェック機能などの仕組み
・基本的姿勢（項目数5）
社会的責任を果たす上での企業（経営者）の基本的な姿勢
・フレーム（項目数18）
適切なコンプライアンス経営を行う上での基礎となる態勢
・財務プロセス（項目数11）
個別法令やリスクに関する手続（財務に関連する諸手続）
・反社会（項目数4）
個別法令やリスクに関する手続（反社会勢力に対する基本的な姿勢および対応）
・社会的要請（項目数8）
個別法令やリスクに関する手続（社会からの要請への対応）
・その他法令（項目数6）
個別法令やリスクに関する手続（その他の法令・規制への対応）
・風適法（項目数8）
個別法令やリスクに関する手続（風適法および業界関連諸規制への対応）
・労働法（項目数21）
個別法令やリスクに関する手続（労働関連法令への対応）
・内部監査（項目数5）
経営活動の遂行状況を公正かつ客観的な立場から監査する仕組み
