同取組みは東日本大震災以降、毎年継続している復興支援活動の一環。同友会では2013年から南三陸町で毎月開催されている「福興市」に定期的にブースを出店しており、今年は7月に続き2回目の出店となった。
当日は会員企業の平成観光、三慶商事、グランド商事・アドバンス、富國物産、セントラル伸光の社員やアルバイトスタッフ14人がボランティアとして参加。朝からテント設営、射的や輪投げの準備、景品の陳列、看板の制作などに汗を流した後、正午からは露店営業を開始し、地元の子ども達や家族らと触れ合った。
景品には賛助会員企業から寄せられた子どもに人気のおもちゃやお菓子の詰め合わせなど総額約20万円分を用意。人気のおもちゃを求めピーク時には順番待ちの行列ができるなど、終始ブース内は子ども達の笑顔で溢れていた。訪れた中にはよほど楽しかったのか、親の手を引き何回も射的をしにくる男の子もいて、両手にはどっさり景品を抱え、「今日はありがとう。また来年もおもちゃをとりにくるね」と満面の笑みを浮かべていた。
同友会の趙顕洙副代表理事は「震災直後、最初は土砂や瓦礫の撤去作業などからボランティアをはじめたのがきっかけで2013年からは福興市のお手伝いやブース出店をするようになった。今では宮城県の復興の象徴として町全体が少しずつ元気を取り戻してきているが、まだまだ継続した支援が必要だと思う。同友会で復興支援活動を始めた当初、最低10年は継続しようと決意した。これからも南三陸町を支え復興の手助けを行っていきたい」と継続した取り組みを誓った。