毎日新聞「経済プレミアム」が、6月29日に開催されるパチスロメーカー大手のユニバーサルエンターテインメントの定時株主総会で、同社オーナー創業者の岡田和生会長が本人の意向に反して取締役から外される騒動が勃発していると6月27日、web上で報じた。
それによると同社の議決権の67.9％を保有するオカダ・ホールディングスが今回の株主総会に上程される取締役選任議案に賛成する予定で、3分の2以上を保有する筆頭株主も了解済みとしている。5月31日までに発表された取締役選任議案の再任取締役は富士本淳社長ら5人。そこに岡田会長の名前はなかったという。
ユニバーサル社は6月8日、岡田会長に第三者に約20億円の不正貸付にかかわった疑義があるとして特別調査委員会の設置に動いていた。また6月19日には岡田会長の同族企業が行った借り入れをめぐりユニバーサル社の韓国の孫会社に利息1,888万円を支払わせるなど新たに2件の不正関与が見つかったとユニバーサル社は発表していた。
