東京・足立区の《ピーアーク ピーくんガーデン》を中心に循環する地域コミュニティバス「ピーくんバス」が10月17日から、天ぷら油などの食用油を精製した燃料を使って運行している。
「ピーくんバス」は、地域社会の発展や貢献を目的にピーアークホールディングス(庄司正英代表取締役会長)が2014年8月から運行している。今回、バスの燃料に再利用燃料BDFを採用することで、地球環境との調和を目指す。
BDFは、天ぷら油などの使用済みの食用油から作られるディーゼルエンジン用燃料で、石油などの化石燃料と比べてCO2や硫黄酸化物等の排出が削減されるという。
同社によると、BDF100%で運行するバスは全国的にも珍しく、「今回のトライアルは資源循環型新燃料の普及にも貢献する」している。
同バスの運行ルートは、「JR亀有駅〜《ピーアーク ピーくんガーデン》〜東京メトロ綾瀬駅」の間。
同店では、使用済み食用油の回収も始めている。