選手団を代表して、同社副社長で日本フェンシング協会の星野正史会長が挨拶し、「残念ながらメダルを取ることはできなかったが、エペ種目で男女とも日本勢初の入賞を果たすことができた。今大会では成果とともに課題も多く見つかった。2020年に向けて強化をしていきたい」と結果を報告した。
男子エペ種目で6位入賞を果たした見延選手は、「メダルだけを目指してやってきたので悔しい気持ちでいっぱい。この気持ちを4年後につなげたい」と次を見据えた。
女子サーブル種目に出場し、初戦で敗退した青木選手は「悔しい気持ちでいっぱいのオリンピックとなってしまった。東京五輪につながるように、また、団体戦でメダル獲得できるように、これから4年間頑張っていきたい」と決意を新たにした。
女子フルーレ16位の西岡選手は「前回のロンドン五輪と違って今回は自分の力を出し切ることができた。次の東京は最年長になる。若手を引っ張っていきたい」と抱負を語った。
長年、日本フェンシングチームの中心的存在として活躍し、リオ五輪後に引退を表明した太田雄貴選手(森永製菓)は、「4大会のオリンピックに出ることができ、ネクサスさんをはじめ、多くのスポンサーの方々に感謝したい。今後は若手の指導や応援など、違う形で貢献したい」と話した。
高崎市の同社本社で行われた報告会には同社社員ら約80名が、東京・上野の同社東京支店の報告会にはNEXUS社員をはじめ、スポンサーのヤワタグループ、NPI総研、ダイコク電機の関係者ら約50名が拍手で出迎え、選手の健闘をたたえた。