11月15日に認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークが主催する、「第13回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」が都内で開催され、約350名が参加。全商協からは社会貢献委員を中心に、地区遊商の役員、事務局職員など総勢16名が参加した。
こうした子ども虐待防止を訴える運動は「オレンジリボン運動」の名称で知られる。
当日の市民集会は3部構成になっており、第1部が『子どもの虐待死を悼み、命を讃える』で、2014年の一年間に、虐待により亡くなった子ども達の名前や年齢、死亡原因などが読み上げられ、参加者全員による黙祷を捧げたのち、サックス奏者の小林洋平氏を含む13名の音楽家による、亡くなった子供たちの命を讃える演奏が行われた。
続く第2部は、『SOSはなぜ、届かなかったのか』として、フリールポライターの杉山春氏による講演会が行われ、2つの痛ましい虐待死事件を振り返り、何故事件が発生したのか、その経緯や、虐待をした親の心意などの説明が行われた。
最後の第3部は『子ども虐待防止を訴える「鎮魂の行進」』で、当日の参加者のうち約100名が行進に参加。約3.5キロの道のりを行進し、4時間を超える市民集会は終了となった。