東京都内のパチンコホールは11月2日までに金地金賞品(金賞品)の価格を値上げすることになった。0.1g金賞品、0.3g金賞品、1g金賞品の提供価格の下限を定め、問屋からの仕入れ価格を下回るような「逆ざや」的な賞品提供を改善し、射幸性の抑制を図ることとした。9月29日に開催された東京都遊技業協同組合の定例理事会で、「適切な賞品提供の徹底」として決議された。
各金賞品の提供価格の下限は、0.1g金賞品が1120円(4円ぱちんこの場合で280玉)、0.3g金賞品が1680円(同420玉)、1g金賞品が6160円(1540玉)となる。
現在、都内の一部のホールでは、0.1g金賞品を1000円、0.3g金賞品を1500円、1g金賞品を5500円で提供しており、これらホールにおいては12%以上の金賞品の値上げとなる。
また、貯玉再プレイシステムについても、1日1人当たりの引き出し上限を設けることを申し合わせることとした。1遊技料金に対してパチンコは2500玉、パチスロは500枚が上限となる。
提供価格の変更は、11月2日までに都内全ての店舗で実施。ファンに向けた店内告知は10月5日から開始される。
今回の適切な賞品提供の徹底については、出席理事65名、欠席理事11名の全員が賛同した。