カジノ施設を含む統合型リゾート(IR)の国内整備を政府に促す「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」(IR推進法案)が6月18日、衆院内閣委員会で審議入りした。ロイターが伝えた。
報道によると、この日の審議ではIRの経済効果などについて質疑が交わされた一方、民主党や共産党議員から解決されるべき問題としてギャンブル依存症が強く指摘されたもよう。民主党の近藤洋介議員は「パチンコや競輪のような遊技や公営ギャンブルへの依存症問題が解決されるべきだ」と述べたという。
これにIR議連の岩屋幹事長(自民・衆)はギャンブル依存症をめぐるこれまでの調査、対策は不十分だったと述べつつ、IRから捻出される納付金の一部を依存症対策に充てる考えを示したという。
IR推進法案が可決されると同法施行から1年以内にIRの運営にかかわる具体的な法整備(実施法の制定)が進められる。